平屋は2階建てより割高と言われる理由とは?

平屋は2階建てより割高と言われる理由とは?
一般的に、平屋は2階建てや3階建てと比べて坪単価が割高だと言われています。
これは、基礎や屋根が2階建てや3階建てと比べて大きくなるためです。
延床面積が同じであれば、基礎と屋根の大きさは単純計算で2階建ての2倍となります。
基礎や屋根は工事単価が高い部分なので、基礎や屋根が大きい平屋は自然と坪単価が高くなるのです。
また、同じ延床面積であれば当然ながら2階建てや3階建てよりも広い土地が必要です。
しかも土地には建ぺい率という規制が設けられており、敷地面積に対して住宅が占める最大面積が決まっています。
ゆったりと広いマイホームを建てたいと思った場合、相応の広さの土地が必要なので家づくりのトータルコストも高くなります。
なお、平屋は階段が不要なので生活空間の面積が同じでも、2階建てや3階建てと比べて延床面積は小さくなります。
加えて、2階や3階での水回り工事が不要です。
一般的に水回り工事は1階よりも2階や3階の方が高くなるので、必ずしも平屋が割高になるわけではありません。
平屋にかかるコストと建てるメリットについて
マンションのようなワンフロアでの生活が好きな方は、戸建て住宅を建てる際に平屋にしてみてはいかがでしょうか。
平屋は2階建てに比べるとコストがかかるイメージがありますが、確かにその一面はあります。
例えば、総2階にする場合に比べて基礎を広くしなくてはなりませんのでその分費用がかさみます。
ですが、その分広々と使う事が出来たり将来的に足腰が弱くなってきたときに階段を使わなくても良いメリットがあるのも実情です。
平屋を建てるためには、その分土地も必要になりますので2階建てに比べると土地を余分に買うコストもかさみます。
平屋はメリットが沢山ありますが、災害時に垂直非難ができなかったり費用が余計にかかるといったデメリットもあります。
高台なら災害時の心配は少なくなりますが、総合的に考えてメリットとデメリットを知っておく必要があります。
2階建てが一般的な戸建て住宅ですが、両方に利点や難点があるので比較して選ぶのがポイントです。