平屋を建てる際の坪単価はどれくらい?

平屋を建てる際の坪単価はどれくらい?
平屋は2階建てと比較して割高になりやすいです。
理由は屋根と基礎の面積が大きくなるからですが、ウッドショックが続く現在、ローコストメーカーであっても、平屋の坪単価を50万円以下にすることは難しいはずです。
ウッドショックとは新型コロナウイルスの流行を受けて、木材の需要が高まり、その価格が高騰した現象です。
日本の木造住宅は輸入の木材に頼っているため、その波に飲み込まれました。
一般的なハウスメーカーの木造軸組工法で、70万円ほどを見積もるのが賢明です。
構造を鉄骨造にしたら値上がりしますし、断熱材を豊富に使っても高くなります。
平屋であればバリアフリー化をする家庭も多いでしょう。
玄関スロープを設けても、ドアをすべて引き戸にしてもコストアップします。
一戸建て住宅全体が高い時期ですから、要望をすべて実現すれば坪単価が100万円を超えてしまうことも珍しくないでしょう。
家づくりでは何かを諦めなければなりませんから、家族で優先順位付けするのがおすすめです。
平屋住宅の広さの目安と間取り、おおよその坪単価
平屋の広さは家族のメンバー1人あたり8坪から10坪を目安にするのがおすすめです。
夫婦2人であれば20坪ほど、3人家族なら25坪から30坪ほどになります。
5人家族なら40坪以上ないと厳しいかもしれません。
間取りは一人部屋を必要とする家族の人数を計算します。
小学生以上の子供やお年寄りは、それぞれ1部屋のプライベート空間を確保します。
夫婦2人の子供1人の核家族であれば、子供部屋が1つと夫婦の寝室が1つ必要です。
つまり2LDK以上が要るということです。
寝室だけだと趣味や勉強が捗らないかもしれませんから、もう1部屋増やして3LDKにすると余裕が出ます。
平屋の坪単価は2階建ての2割増しが目安です。
ハウスメーカーによっては平屋の価格を明示していません。
そんなときには2階建ての2割増しと見積もるのが得策です。
屋根面積と基礎面積が増えるから、割高になるのです。
現在はウッドショックの影響で木材が高騰しているため、最低でも坪当たり50万円はすると考えてください。